の 続きです。
ここでは、面接での得点の差がどれくらいになるのか見てみましょう。

面接での点数の差

の 青葉さんの例で見てみましょう。

青葉さんの受験校の面接の観点(◎・○+・○・○-・△の 5段階で評価)

    各校共通の観点

  • 入学希望の理由
  • 中学校での教科等に対する学習意欲
  • 中学3年間での教科等以外の活動に対する意欲
    学校ごとの観点

  • 高校での教科・科目等に対する学習意欲
  • 高校での教科・科目等以外の活動に対する意欲
  • 面接の態度

第1志望受験

内申点が110点(135点満点)、模試の結果から入試本番で330点(500点満点)取れそうで、面接でも各項目◎か○+約8割取れそうです。

第2志望受験

志望変更を考えましたが、「中学校での教科等に対する学習意欲」「中学3年間での教科等以外の活動に対する意欲」「面接の態度」は◎か○+を取れそうですが、準備不足のため「志望の理由」「高校での教科・科目等に対する学習意欲」「高校での教科・科目等以外の活動に対する意欲」の3項目で、○-が付きそうです。

面接の点数

6項目を5段階で◎=5点・○+=4点・○=3点、○-=2点、△=1点 として計算(30点満点)

第1志望受験 ○+×6 合計24点
第2志望受験 ○+×3、○-×3 合計18点

たった、10分程度の面接で6点もの差がついてしまいます!

合計点数の差

それでは合計点数(S値)では どれだけの違いになるのでしょうか。
評定:学力検査:面接=4:4:2の学校で、内申点が110点、入試本番で330点の場合、神奈川県公立高校入試のしくみで計算したように、A値=81.48、B値=66点となります。

受験校 面接点 C値 S値
第1志望 24点 80 749.93
第2志望 18点 60 709.93

面接点での6点の差が、S値では40点の差になっています。S値で40点上げるには、評定で14点分(3年生の評価で7教科 1ずつ上げる)か、学力検査で50点(1教科10点)上げなければいけません。
極端な例ではありますが、面接を軽く見ていると大変なことになります。

面接にあたって

面接では、どの学校でも高得点を取れる可能性が 比較的高いです。なぜなら、受験する学校についてよく調べ、学校や塾で何度も何度も練習を行えばかなり良い物ができるからです。面接でのポイントは「具体性」ですから、どれだけ調べたか、そしてその内容を無駄なく盛り込めているかが評価の分かれ目になります。そのため、多くの受験生はしっかりと準備し、具体性のある回答で面接に臨むので、どの学校でも面接点は高くなると考えられるのです。

逆から考えれば、面接で足りない点数分を逆転しようなどと、期待しすぎてはいけません。周りも高得点を取る準備はしてきていますから、自分も「面接は点を取って当たり前」ぐらいの気持ちで臨んでください。

各比率でのS値の得点

次の表は、評定1点分・学力検査1点分と面接1点分のS値での点数を表しています。
面接は先程と同じ ◎・○+・○・○ー・△の 5段階として考えます。

評定:学力検査:面接 評定 入試 面接
2:6:2 1.481 1.2 6.667
3:5:2 2.222 1.0 6.667
4:4:2 2.963 0.8 6.667
5:3:2 3.704 0.6 6.667

面接の1点は、S値では6.6点分になります。4:4:2の学校で見ると、学力検査1点分は0.8点なので6.6点を取るためには8点多く取る必要があります。これは2~3問分の得点です。

高校入試は、評定や模擬テストの結果を元に、比較的同じぐらいの学力の生徒が集まります。入試のS値も、1点下がれば順位が大きく下がることもあります。その1点を取るために一所懸命努力しているわけですから、面接も同様に得点源にしていきましょう。

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