やるかやらないか

ファクトリウム 勉強方法

昨日、英検が終わりましたね。

今回は4級と5級の受験生だけでしたので、英語に慣れることに重点を置いて対策しました。小学校に英語が導入されたおかげで、簡単な会話ができる (あいさつ程度ですが) ようになっているので、リスニングは比較的よくできる生徒がほとんどです。

問題は読む力image
ここに大きな差があります。日本語と英語に関係なく、文字をスラスラと読み進められる生徒もいれば、一文字ずつ なんんとか読む生徒もいます。一文字ずつ読む生徒は、読むことに全ての神経を使ってしまい 内容が頭に入ってきません。そのため今回の英検対策では、少しでも多くの英文を音読するように進めてきました。特に中学1年生は教科書の本文がそんなに長くないため、今まではたくさんの英文を読む練習をしていませんでした。最初は知らない単語に会うたびに戸惑っていましたが、間違っても とりあえず読んでいくことができるようになりました。読んでみると意外と意味がわかる単語が多いことに生徒が気付きます。
習ったことのない単語を「間違ってもいいから読んでみる」か「飛ばして先に進んでしまう」か。間違いを怖がらずに声に出して読むことができた生徒は、仮に間違った読み方をしていてもその単語が印象に残り記憶できていました。やってみることが大切!

image吹奏楽の講習会でも高い音の出し方・練習方法を教えて、「さあ、一緒にやってみよう」という時、「高い音が出ません」という生徒ほど、無意識に途中でマウスピースを離してしまったりして 練習をやめてしまうことが多いです。苦手意識があると、無意識に違和感を感じたり諦めてしまうため、中断してしまうのです。しかし、「できないから練習してる。絶対に最後までやめない。」と意識してもらうと、確実に上達して行きます。
英語の例の「飛ばして先に進んでしまう」生徒も、吹奏楽の例の「中断してしまう」生徒も、どちらも本人たちは一所懸命で「やっていない」という意識はありません。せっかく頑張っているのだから、「やっていない」状態から「やっている」状態にしてあげることも指導の一つと実感しています。
やるかやらないか。
やってみることが重要です。

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